上高地

U字谷の明るい景観と梓川の清冽な流れに癒される

上高地は、長野県西部、北アルプス山脈南部の景勝地で、国の特別名勝・特別天然記念物に指定されています。大正池から横尾までの約110kmの渓谷で、標高約1500mから1600mの高地に幅数百mから1kmの平坦地が続いています。中心地は河童橋と名付けられた吊り橋で、南側にはバスターミナルがあり、周辺にはホテルが集中しています。
河童橋から北方向には、穂高岳連邦が見渡せ、観光写真は多くの場合ここから撮影されたものです。橋の上から梓川の清流を眺めると、イワナの泳ぐ姿が確認できます。西側には柳の林の中に小梨平が広がります。周辺ではニホンザルをよくみかけます。
河童橋から梓川上流へ徒歩約1時間で穂高神社奥宮に到達し、その神域に明神池があります。梓川の古い流路が砂礫でせき止められできた池で、イワナの群れる湖水に天然の巨岩や針葉樹が配された自然庭園です。毎年10月8日にはこの池で、船を浮かべて山の安全祈願をする穂高神社奥宮例大祭(お船祭り)が行われます。
河童橋から梓川の北岸を下流に辿ると約20分でウェストン碑に着きます。英国人宣教師ウォルター・ウェストンは登山家として上高地にも訪れてその魅力を1896年の著書で世界に紹介しました。毎年6月の第1日曜日には、ウェストン祭が開催され、前日には上高地へ入るための古道である徳本峠越えの記念山行が行われます。
ウェストン碑から田代池、田代湿原を経て大正池までは約40分の行程です。立ち枯れの木々を浮かべる大正池は、1915年の焼岳噴火に際し噴出した多量の土砂で梓川がせき止められてできました。現在も、土砂の流出は少しずつ続いており大正池は年々縮小してます。
穂高連峰や槍ヶ岳の登山ターミナルとして年間を通じ多くの岳人が利用します。夏には小梨平や徳沢のキャンプ場に、色とりどりのテントが張られ風物詩となっています。

上高地へのアプローチ

中ノ湯から上高地へ向かう長野県道24号上高地公園線は、通年でマイカー規制が行われているため、一般車は通行できません。一般車は、長野県側の沢渡(さわんど)駐車場か岐阜県側の平湯温泉に近いアカンダナ駐車場に車を止め、シャトルバスかタクシーを利用して上高地バスターミナルへ向かうことになります
冬期閉鎖中ノ湯から上高地までの間(長野県道24号上高地公園線の釜トンネル手前から奥の区間)は冬季(例年11月16日から翌4月16日だが、積雪状況により前後する)閉鎖されており、この間は徒歩でしか上高地に入ることができません。

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