昇仙峡
昇仙峡

奇岩と水晶の峡谷

昇仙峡(御嶽昇仙峡)は、山梨県甲府市北部の荒川が削った深い渓谷で、風化した花崗岩でできた奇岩が連なり、国指定の特別名勝です。白く磨かれた巨岩を縫うように続く渓流と、両側に聳え立つ岩の峰々が絶妙の景観を呈しています。最も目立つ覚円峰は、ところどころに赤松やもみじの木々が繁り、日本画的風景を見せています。仙娥滝は、落差30mですが、白い岩肌を割って落下する様は、優美です。太陽光の当たる晴天であれば滝壺近くに虹を見ることができるでしょう。
滝上には、水晶の土産物屋が軒を連ねています。石の加工場を公開して、研磨作業を見学できる施設もあります。仙娥滝から階段を登ってすぐの場所に昇玉堂があり、水晶玉が飾られていて記念写真の撮影ポイントになっていました。

昇仙峡ロープウェイ乗り場

昇仙峡ロープウェイ乗り場

昇仙峡ロープウェイは、山麓「仙娥滝駅」からちょうど5分で山頂「パノラマ台駅」に着きます。標高は1,000mを超えています。15分ほどかけて三角点のある岩峰、弥三郎岳に登ると、富士山、南アルプス、奥秩父の山々が見渡せ、足元には甲府盆地が広がっています。滑りやすい岩の階段を上り下りするので、通行には十分注意を払いましょう。

弥三郎岳から南アルプス鳳凰三山方面の展望

弥三郎岳から南アルプス鳳凰三山方面の展望

昇仙峡を最下流から遡って歩く場合、入口は天神森で、甲府からバスの便もあり市営無料駐車場もあります。仙娥滝を超えて、昇仙峡ロープウェイ乗り場までゆっくり歩いて1時間30分ほど(休憩時間含まず)です。道は、最後の30分を除いては、舗装された車道ですが、土日祝日は一般車通行止めです。平日は車も通りますが登り方向のみの一方通行です。冬季や荒天時を除いて途中の能泉までは、「トテ馬車」が運行されており、徒歩なら1時間のところを40分で運んでくれます。最後の30分も、遊歩道とはいえ、足元のしっかりした道です。仙娥滝の先には、しっかりした階段がついています。

昇仙峡へのアプローチ

途中の馬車終点付近には、県営無料駐車場(バス停もあり)があり、そこから上流を目指すと仙娥滝経由ロープウェイ駅まで40分程度です。更に時間のない方は、ロープウェイ駅前に車を止めれば、仙娥滝まで片道10分です。仙娥滝へ直行するのであれば、市営無料駐車場(昇仙峡滝上バス停近く)もあり、ロープウェイ駐車場よりも空いていて停めやすいです。土産物屋・飲食店の駐車場も多数あります。

特記事項

上流には、金櫻神社(かなざくらじんじゃ)があり、金峰山を御神体とした社です。一度消失したそうですが、左甚五郎作と伝わる水晶を抱く昇・降竜の彫刻が復元されています。 この神社へは、ロープウェイの頂上「パノラマ台」駅から1時間ほどのハイキングでも行くことができます。道は、軽自動車も通れる道です。

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